立ち飲み屋の滞在時間は短い

立ち飲み屋の滞在時間は短い

立ち飲み屋の良さはなんと言っても回転率だ。狭い場所で収容数も少なく、それに飲物にしても料理にしても居酒屋などよりうんと単価が低く、せめて回転率でも良くなければたまったものではない。確かに立ち飲み屋は客の滞在時間が短く、その分回転率はいい。大雑把に見ても居酒屋の回転率の倍ぐらい良いのではないだろうか。

 

 

 

ということは、客の滞在時間も居酒屋の半分ぐらいになるということなのであろうか。手元に立ち飲み屋の滞在時間に関するデータがある。これによると滞在時間20分〜40分未満が全体の38%。40分〜60分までが36%で、実に70%以上の人が1時間以内に店を出ているのである。要するに人々は立ち飲み屋では長居はしないのである。

 

 

 

つまり皆ちょっと一杯の感覚でやってきて、喉が潤い、胃に何がしかの食べ物が入るとさっさと出て行くのである。客が客なら店側もそうで、客を回転させるためにいろいろと知恵を絞っているのである。【滞在時間の短い立ち飲み屋だが平均単価はどのくらいを目指せばいいのだろうか】でもいかに回転率がいいといってもある程度の客単価を確保しなければ経営的な妙味は薄れるだろう。

 

 

 

では上記の平均滞在時間を踏まえた上で、どのくらいの客単価が望ましいのであろうか。ある調査によると、立ち飲み屋の客単価は1200円以上が41%、900円以上1200未満が39%と、1200円を基準にして比率は拮抗している。でもこれで見ると、900円以下も18%もいるわけだから、平均すると全体の客単価は1000円ぐらいではないだろうか。比較的立ち飲み屋をよく利用する私の実感からしても、それぐらいが妥当ではないだろうかと思う。これで分かるとおり、立ち飲み屋の最大の特徴は客の滞在時間の短さと客単価の安さなのである。